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分割入金報酬の収入時期はいつになるか?

  • 2011-10-25 (火) 8:09

 報酬を分割で領収する際、それをどの時点において収入として処理するかというのは悩ましい問題です。

 報酬総額が決まっていてそれを分割で受領するケースなんかで、一度に多額の売上を計上するのは厳しいということで、毎月の分割受領分を売上計上するということは実際のところよくあります。
 簡単な例で言うと、総額300万円の報酬を3年で分割して入金がある場合、毎年100万の売上(が3年続く)をその年の収入とすることです。

 が、このような収入把握方法は一般的にはNGと捕らえられるケースが多く、
 ・総額300万を最初の年に一括して売上計上しなければならない
 ・2年目以降の入金は売上ではなく未収金の回収
 ・もし2年目以降で入金が途絶えて回収不能であることが確定したら、その途絶えた年に残額を貸倒処理する
とするのが正しいとされています。

 しかし何と言いますか、分割となる報酬についてはいろいろ性格があります。
例えば債務整理に関しての報酬などで、分割にて着手金や報酬が入金されるものは、依頼者の資力の関係上、どうしても踏み倒される可能性が高くなります。なので件数が重なってくると管理の手間もハンパ無いということで、入金ベースで売上処理していることも多々あります。

 このような売上計上時期の判断については、税務調査があった際には必ず指摘ポイントとして挙げられますので、事前に対策をしておくほうがよいでしょう。
 ・依頼者との契約書
 ・報酬の支払方法についての合意の内容がわかるもの
 ・実際の入金が行われる際の請求書の作成
そこらへんが判断のポイントとなるようです。

 「まぁこんな状況でしたら、入金ベースでの売上計上もやむを得ないですなー」
という感想が導けるように説明できれば、というところでしょうか。
  

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