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預り金の経理処理

  • 2011-09-19 (月) 9:54

依頼者から訴訟費用を預ったときは、収入としては扱いませんよね?
となるとそのような金額はどういうふうに処理すればいいのでしょうか?
また確定申告のとき、預り口座の残高については、どのように処理しなければならないのでしょうか?



弁護士経理の特徴として、「預り金」の存在が挙げられます。

 通常、弁護士は「預り金口座」を所有しており、ここに依頼者から預った訴訟経費や、相手方から回収した賠償金などを入金したりしています。
 この口座の資金の動きについては、経理処理上紛らわしくなることが多いので要注意です。

これについては
 ・あくまで預り金であり、弁護士のものではないから、弁護士の経理処理をする上では無視して構わない。
 ・弁護士の所有するものではないが、実質的に管理しているのは弁護士であるから、「預り金」として貸借対照表上、負債計上すべき。
などという考え方があるでしょう。

 税務署的には、後者の考え方で処理してくださいなということになるかと思います。
が、白色申告とか、青色申告で10万円控除とかだったりすると、前者の考え方で処理することになることもあるでしょう。確定申告において貸借対照表を提出しませんから。

 青色申告で65万控除の適用を受けている場合には、貸借対照表の提出が求められますので、上記の考えでいきますと、預り口座の残高を載せておくれということになります。
 つまり貸借対照表上、資産のほうに「普通預金(預り金口座)」、負債の方に「預り金」という科目が載ります。

 が、これを載せていないからといって青色65万控除が認められないかというと、どうもそうとも言い切れません(経験上)。
 なかなか難しいところであります。


 案件はとっくに終了しているにも関わらず、預り口座に報酬相当額が残ったままである場合などがあります。
 その報酬相当額は速やかに弁護士口座へ振替して、売上として計上・経理処理することもお忘れなく。

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